不動産売却での査定は2種類!机上査定と訪問査定の違いを詳しく解説

2021-11-09

不動産売却での査定は2種類!机上査定と訪問査定の違いを詳しく解説

この記事のハイライト
●査定には物件情報だけで価格を出す机上査定と、実際に物件を見てから価格を出す訪問査定がある
●査定してもらう前に相場を把握しておくと査定価格の妥当性を判断できる
●既存の家の売却と新居の購入は同じ不動産会社に依頼すると「売り買い同時進行」をスムーズに進められる

不動産を売却するときには、不動産会社に「査定」してもらう必要があります。
この査定には、「机上査定」と「訪問査定」の2種類あるのをご存じでしょうか?
今回は、机上査定と訪問査定の違いを、査定前に相場を調べる方法とあわせてご紹介します。
福岡市中央区・城南区で不動産売却をご検討中の方は、ぜひご参考にしてください。

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不動産売却における机上査定と訪問査定の違いとは?

不動産売却における机上査定と訪問査定の違いとは?

まずは、机上査定と訪問査定の具体的な違いと、不動産売却の方法による査定額の取り扱いの違いを解説します。

机上査定と訪問査定の違い

先に、机上査定と訪問査定の違いを確認しましょう。
机上査定
机上査定とは、実際に現場を訪問して土地や建物を見ることなく、物件の情報だけで不動産の査定額を出す方法です。
机上査定は早ければ即日、遅くても依頼から3日程度で査定額が算出されます。
机上査定で利用される情報には、以下のようなものがあります。

  • 近隣の似たような物件の取引相場
  • 公示地価や固定資産税評価額など、公的機関が示す価格

このような情報をもとに、土地の広さや形、地目などを考慮して査定価格を出します。
売却するのがマンションの場合、同じ物件内で取引事例が豊富にあれば、ある程度精度の高い査定が可能です。
一方土地や戸建て住宅では、査定額は周辺環境などにも大きく左右されるため、机上査定の価格はあくまで目安程度に考える必要があるでしょう。
机上査定は、訪問査定を受ける前の予備段階としておおよその目安を知りたいときや、査定を通して不動産会社の対応をチェックしたいときに選ばれる査定方法です。
訪問査定
訪問査定は、机上査定で参考にした物件情報に加え、実際に現地を訪れて物件の状態や周辺環境を確認したうえでおこなう査定を指します。
具体的には、建物の室内や外壁・屋根・基礎などの劣化状態、駅からの距離、周辺の商業施設や学校までの距離など、立地条件や周辺環境もあわせて評価されるのが訪問査定の特徴です。
マンションであれば、専有部分だけではなく、エントランスや廊下などの共用部分も査定対象となります。
結果が出るのは机上査定よりは時間がかかり、現地訪問から1週間~10日程度見込んでおく必要があります。
また、基本的に訪問査定は現地での立ち会いが必要になるため、不動産会社の担当者とスケジュールを調整しなければなりません。
スケジュールが合わなければ、訪問査定してもらうまでにも時間がかかることがあります。
訪問査定は、書類上のデータだけで評価する机上査定と異なり、実際に物件を見て査定されるので、精度が高い査定額を出してもらえることが特徴です。
実際に売却活動をおこなうときには、訪問査定で出された査定額をもとに売却価格が決められます。
そのため売却することを決めている方は、机上査定をせずにいきなり訪問査定を受けても問題ありません。

不動産売却の方法と査定価格の関係

不動産売却するときには、「仲介による売却」と「不動産会社の買取」の2つの方法があります。
それぞれの売却方法と査定価格との関係を解説します。
仲介による売却と査定価格との関係
仲介による売却とは、不動産会社に個人の買主を仲介してもらい、物件を売却する方法です。
仲介による不動産売却においては、買主から値下げ交渉があるのが一般的です。
たとえば2,000万~3,000万円の不動産であれば、100万~200万円ぐらいの値引きが相場といわれています。
そのため売出価格は、査定価格に値引き額を想定した価格を設定するのが一般的です。
不動産会社の買取における査定価格とは
不動産会社の買取とは、不動産会社に買主を仲介してもらうのではなく、不動産会社に直接物件を買い取ってもらう方法です。
不動産会社は、買い取った物件をリフォーム・リノベーションして再販することを前提に査定するため、仲介による売却で出される査定額より30%ほど安くなるのが一般的です。
買取を前提として出される査定額は、そのまま買取額となる点も、仲介の場合とは異なります。

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不動産売却で査定してもらう前に相場を調べる方法

不動産売却で査定してもらう前に相場を調べる方法

不動産会社で査定してもらう前に、あらかじめ相場を調べておくと、出された査定額が妥当かの判断をしやすくなります。
ここでは不動産の相場を調べる方法を、4つご紹介します。

レインズ・マーケット・インフォメーションで調べる

レインズ・マーケット・インフォメーションとは、不動産流通機構が運営している、直近1年間に売買された物件価格の情報を検索できるサイトです。
地域別に平米単価や間取り、築年数などの情報を一覧でチェックできます。
実際に売買された物件価格が掲載されているため、現状に近い相場を把握できることがポイントです。

土地総合情報システムを調べる

土地総合情報システムは、実際に不動産取引をした人を対象にしたアンケート結果をまとめたサイトです。
「土地総合情報」とされていますが、「宅地」を選択することで、土地と建物両方の取引価格を調べられます。

固定資産税評価額や公示地価などから調べる

毎年自治体から届く固定資産税の納税通知書には、固定資産税評価額が記載されています。
固定資産税評価額は、実際の相場の7割程度を目安にされていることから、評価額を0.7で割り戻すことでおおよその相場を把握できます。
また、国土交通省が土地取引の指標として公表している、公示地価を参考にするのもおすすめです。
ただし公示地価はすべての土地に対して設定されてはいないので、近くにポイントがなければ参考にできない点がデメリットです。

現在売りに出ている似た物件の価格を調べる

売却したい不動産のあるエリアで売り出されてる、似たような物件の価格を調べるのもおすすめです。
とくにマンションの場合、同じ建物の似たような構造の部屋が売りに出ているなら、大いに参考になります。
売りに出されている物件の価格は、不動産会社のホームページや、店頭に張り出されている物件情報をチェックすると良いでしょう。

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福岡市中央区・城南区で不動産売却を検討している方は、弊社へご相談ください!
とくに、既存の家の売却と新居の購入を同時に進める「売り買い同時進行」のときには、同じ不動産会社に依頼するとスムーズです。
「売り買い同時進行」では、既存の家の引き渡しと新居の引き渡しを同日におこなう必要があり、異なる不動産会社に依頼していると調整が難しくなるため、どちらも弊社に一括でお任せください。
なお、不動産売却に際して査定を依頼する際には、登記簿謄本や公図、土地の測量図などの資料をそろえておくと時間を短縮できます。
もちろん資料が見つからない、用意する時間がない場合には、弊社でお手伝いが可能です。
また、「離婚による財産分与」「住宅ローンを滞納している」などが原因で売却を検討している場合、周囲に査定していることを知られたくないケースもあるでしょう。
そのような事情についてもあらかじめお知らせいただけると、周囲に知られないよう配慮して査定を実施いたします。
心配なこと・不安なことは、どんなことでも宮原不動産にご相談ください。
査定・相談はもちろん無料、秘密厳守で対応いたします。

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まとめ

査定と一口に言っても、物件情報だけで査定価格を出す机上査定と、実際に物件に訪れて周辺環境までチェックする訪問査定があります。
また仲介により売却するのか、不動産会社に買い取ってもらうのかによっても、出される査定額は異なります。
宮原不動産では、お客様の状況や事情を考慮したうえで売却のお手伝いをいたしますので、福岡市中央区・城南区で不動産売却をご検討中の方はお気軽にお問い合わせしてください。

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